手汗の大敵はカフェインです。
このカフェインは、お茶や紅茶、コーヒーなどの嗜好性の強い飲み物に大量に含まれています。
お茶をよく飲む日本人には厳しい話ですね。
私は、コーヒーまで大好きなので、手汗にコーヒーという最悪の組み合わせです。
最近私は、ノンカフェインの飲み物を取り入れることにしました。
カフェイン入りの飲み物の方がおいしいのですが、健康と手汗対策には代えられません。
仕方なしのノンカフェイン導入です。
今回はノンカフェイン飲料の王道、麦茶についてご紹介します。
麦茶とは
麦茶を知らない日本人はほとんどいないと思いますが、正確に何からできているか知っている人は少ないでしょう。
麦というくらいだから麦なんだろう、と思うかも知れませんが、メジャーな麦である小麦ではなく、大麦が麦茶の原料です。
大麦を焙煎して作ったお茶ですね。実は麦茶は平安時代から、飲まれている大変歴史のある飲み物なのです。
麦茶の栄養
麦茶の栄養を見ていきましょう。
ミネラル
麦茶はミネラル豊富といわれますが、じつはそれほどミネラル豊富な飲み物ではありません
カリウム、ナトリウム、カルシウム、リン、亜鉛などのミネラルが含まれていますが、まあ微量ですね。ミネラルなんて摂りまくっても仕方ないので、いろいろなミネラルが多少とれるっていうだけでも、ありがたいですが・・・
アルキルピラジンはうれしい
ただ、麦茶には「アルキルピラジン」と呼ばれる成分が入っているようで、血液をサラサラにする効果があるようです。大麦を煎じることで「アルキルピラジン」は発生します。
朝起きてすぐ、目覚めに1杯飲むのが、寝ている間の血液ドロドロを解消するとして効果があると言われています。
GABAもある
チョコレートにGABA(アミノ酸の一種)を加えた商品がストレス対策として人気ですが、実は麦茶にもGABAは入っています。
人はストレスをためると、ノルアドレナリンという興奮性のホルモンが分泌され、血管が収縮し血圧は上がり手汗もかきやすくなります。
GABAは、ノルアドレナリンの過剰な分泌を抑え、抗ストレス作用や血圧降下作用があるといわれ手汗対策に良さそうです。
ストレス対策以外にも、むくみの原因につながるナトリウムを排出する働きがあることもGABAが良いポイントです。
なぜ麦茶を夏に飲むのか
わたしは手汗対策に一年中麦茶を飲んでいますが、一般的には麦茶は夏の飲み物です。
なぜ夏かと言えば、大麦は夏に収穫されることから。夏の麦茶は新鮮でおいしいといわれていますが、焙煎している以上鮮度は関係あるのかは管理人的には謎です。
体を冷やし、さらに冷え性も解消するありがたみ
手汗対策として、無視できない麦茶は体を冷やす効果があること。
麦茶の原料、大麦には体のほてりをとる成分があると言われます。また、利尿作用のあるカリウムが含まれていることから、尿の排出を促し、体内の熱が一緒に放出されるわけですね。
この利尿作用を利用した体を冷やす効果は、手汗対策に有効です。
また、麦茶は冷えを解消する力も併せ持ちます。末梢血管を広げる働きがあり、血液を改善することから冷えの解消が期待できます。体を冷やしながら、末端冷え性の対策にもなるなんて麦茶、手汗持ちの人のためにあるような飲み物ですね。
もちろん、ただのお茶なのでそこまで高い効果はないかも知れませんが、どうせ飲むなら麦茶っていうのが管理人の結論です。
カロリーがほぼゼロで太らないのも良いしね。